当社は、鉄スクラップをリサイクルして鉄筋を製造する株式会社伊藤製鐵所の関連会社として2001(平成13)年に設立されました。
主な事業内容は、伊藤製鐵所で製造した鉄筋の加工と、「電気炉スラグ」を活用して砕石を製造・販売することです。
鉄筋加工においてはこれまでの技術とノウハウをいかし、ミリ単位の精密な切断、曲げ、摩擦圧接など、様々なニーズに応える製品を製造しています。また、電気炉で鉄スクラップを溶解・精錬する際に生成される副産物の「電気炉スラグ」を活用して製造した砕石は、アスファルト道路の基礎などの資材として利用されています。電気炉鋼1トンあたり約110kg(1割強)もの「電気炉スラグ」が生成されることを考えると、これを廃棄せず再利用する事は省資源・省エネに繋がり、私たちは持続可能な社会の実現を目指したSDGsの精神で企業活動に取り組んでおります。
曲げ、切断、圧接などにより、鉄筋を土木、建築現場のニーズに応じた形状に加工します。
鉄筋に定着板を摩擦接合するFRIP定着工法は、現在注目されている主力製品加工の一つです。
鉄リサイクルの際に発生する「電気炉スラグ」を冷却・凝固させた塊を重機で破砕し、広大な敷地内に一定期間山積みしてエージング(体積安定化処理)を行います。その後、破砕機にかけ、ふるい分けを行い環境安全品質試験の合格品を道路用資材等として出荷します。